「少年、オレらはお前を迎えに来たんだぜ?」

にいっとティキは笑った。彼と、同じ顔で。彼の、魂宿る宿主に。



「はぁ?迎えって、僕はあんたたちの敵…」

その直後に千年公は、ティキと話していたアレンを急に地面へと叩きつけた。



「だっ」


「アレン・ウォーカー…お前は二度と教団へは帰しまセ〜ンvお前は「14番目」が残した奏者の資格ではナイ!「14番目」本人だったのでスネv」


「ってワケさ」


「いやあまんまと騙されましたよこの道化メv」


教団のこの事実を知ってる人たちは顔色を一気に変えた。彼らにとって、この戦いに勝つためにはアレンの力が必要不可欠、それをバレた上に教団には帰さないとまで言われた。これは非常事態も同然だった。



「アレン、私は何も言ってないからね…コレは本当よ?」


「…っ、シャオリー……」



「ご存じでしょう、千年伯爵はAKUMA製造者…AKUMAは我輩の手足であり目でアルvお前はあの時AKUMA越しに我輩へ呼びかけたのでショウ?v」


「あの時…?」



その瞬間に急に私は頭の中に映像が流れ込んできた。急な頭痛に頭を押さえる。






オ ハ ヨ ウ …






……………彼だ、彼だあの人だ14番目だ。私の中のノアが更に激しく外に出たがる。目の、焦点が合わない。ガタガタと身体を揺らす私をロードが小さな声でいさめた。それでも止まらない。



「大変な衝撃でシタァv」


「なんのことだ…っ、僕はそんなこと…っ」


一気に場の雰囲気が変わった。私は、意識を手放した。その時最後に聞こえたのは最愛の人の声。




「ソノ通リダヨ」






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