部屋の中央に神田が倒れていた。心拍呼吸共に停止、つまり死んでいる。否本当は今再生している。それをただじっと見つめていた。―――セカンドの性能とやらを見てあげるわ。


「なにも頭潰すことないのにぃ〜〜〜」


キレイな子をーーーとロードがワイズリーに愚痴った。流石ロード、可愛い綺麗を愛でる子。(キラッ)




「黒の教団が最も憎むモノ――おぬしらは自らつくった悪魔に抹殺されるのだ」


何かに感づいたズゥさんが顔を真っ青にさせる。そのときトクン、と小さな音がした。神田が再生した。床にいる変わり果てた姿のアルマをその瞳に写す。ただじっと見つめる。


その時。


キラキラキラキラ


ほーーっほっほっほー。

「さぁさァ!アルマ=カルマちゃんに断罪の朝ヲ!!!vコケコッコー!!!」


テンションの高い千年公、思わずロードとワイズリーも遠い目になっていた。


「おやまってまって千年公」


「まだ招待客が残ってるわ、せっかくサードをエサに使ったんだから」


…ってアレ?とデザイアスが棺の下の異変に気が付いた。あれは、……もしかして。



「あ、我輩の方舟…v」

「僕の下からぁーーーー?」


「ぬォ!?」


急にティキと、アレンが戦いながら部屋にやってきた。彼に似ているティキと、彼の宿主のアレンが。


「仲間を返せ!!!」


「アレン…!」




「来ましたネv我輩の目の上のタンコブ…」


少し懐かしそうにアレンを見つめる千年公。………もう、覚醒しているのかしら?




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