あれはシャオリーが任務に出る前の日だった。真夜中、眠れなくて窓枠に寄り掛かりながら外を眺めているとコンコンと音が聞こえた。扉を開けると、シャオリーが居た。


「アレン、貴方は私が好き?」


「えぇ…愛してますよ」



「………なら、いいの、うん、きっとそう―――」



* * *



あの時結局なんでシャオリーはそんな事を聞いたのか、分からなかった。僕が貴女を愛してるのは当たり前じゃないですか。今思えば、こうなることが分かっていたからかもしれない。……やっぱりずるい女性ですね貴女は。



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