ラルさんは体調を崩してしまった、恭弥さんはどこかへ消えてしまって草壁さんがそれを探しに行ってしまった。クローム髑髏さん、に挨拶したけど顔を赤くしてどこかへ行ってしまった。


めまぐるしく増える人、それに私が戸惑っている中で、京子さんとハルさんがツナくんたちを引き連れて自分のおうちに行くそうだ。本当はもう少し前に行くつもりだったみたいだがバジルくんが来たので延期になっていたとツナくんが教えてくれた。私は行ったって自分だけ知らない土地、孤独になるだけだからやんわり断っておいた。リボーンちゃんとフウ太さん、ジャンニーニさんとお茶を楽しんでいた。ちなみにバジルくんは爆睡中らしい。



「あ、この前聞きそびれたアルコバレーノって…なんなんですか?」


「呪われた最強の赤ん坊だ」


「呪われた…?」


「リボーンの他にも後6人いたんだよ」


フウ太さんが口をはさむ、それに頷くリボーンちゃん。いた、って過去形だって事は…っ。私はなにも言わずに紅茶を胃に流し込んだ。


「今ボンゴレとミルフィオーレの状況はどうなの?」


「ボンゴレが圧倒的に不利だ」

 
「そんな……」

絶望に浸る私を他所に、リボーンちゃんは入江正一さんとチョイスについて話をするために通信の方に集中していた。


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