私と京子さんたちがお話したり、お昼を食べ、くつろぎ、いなくなったという子供をさがしたり、夜ご飯の準備をしている間にメローネ基地での戦いは終わったようだ。2人はリボーンちゃんを除くみんなで沢田さんたちを迎えに行くそうだ。…本当に2人はいい子だ。


「…無事なんですよね?リボーンちゃん」


「ああ、オレが言うんだから心配すんな」


そう、と一息つく。過去の、沢田さんに会うのか…。



* * *



皆で帰りながら白蘭が言っていた事を思い出した。チョイスのこと、これからのこと、そして………


「あ、美々にもよろしくねー」


そう言った後にメローネ基地が俺らと装置を残してテレポートした。みんながテレポートに動揺し騒ついている時にリボーンが小さく「バレてたのか…」と呟いていた。美々って誰だ?ボンゴレ匣を貰って、ヴァリアーからの通信の後に入江さんに聞いてみた。



「入江さん、美々って誰ですか…?」


「…………、白蘭さんの、妹だよ」


「あのヤロー何がよろしくなんだよ」


獄寺君が最もな事を言った。そうだ、よろしくと言われても俺らは今まで知らなかった。そんな時に草壁さんとリボーンが目配せをしている事に気が付いた。


「それが、沢田さん………」


「今オレたちのアジトに居んだよ、美々は」


「はあぁあっ!??」


(お兄さんを除く)みんなが草壁さんとリボーンを見つめる。入江さんもだ。


「この話は帰ってからだ、美々を紹介してやる」


なんて唐突なんだリボーン…。いつも通りと言ったら、まあそうだが。

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