大きな爆発音がした。すぐ側の階段の下で真っ黒になったスリザリン生が悪態をついていた。それを階段の上からバカ笑いして我らグリフィンドール1有名な悪戯仕掛け人だった。









そう言うのは簡単だった。そういえば話しかける事はなかったし、接点も、授業も、寮も、なにもかも違っていた。なぜ、私は彼を知っていたのだろう?まずそこから考えなければならないようだ。


「スニベルスはお花が大好きなようで!」


騒ぎ声が聞こえてきて、見るとあの人の歩いた周りに花が咲いていた。セブルス・スネイプは羞恥のためにいつもより顔色を赤くして、それでいて尚仕掛けたであろう人物たちを睨みつけながらその場を花だらけにして去っていった。笑いの渦は止まらない。胸に暗雲が漂う。



「どうして、――――」



彼なの?最後まで私のくちからは声が出なくて、ただ甘い香りの花だけが私を嘲笑った。