prologue


それは一瞬の出来事だった。あまりの突然なことに頭と身体は着いてこれなかった。穴。コンクリートの地面にあるものじゃない。丁度私の下に人1人分だけの漆黒の丸い闇。手を伸ばすも掴まるものはない。落下。ひゅうううと風が突き刺さる音だけ、怖い…!

「いやあぁあぁあぁあ!!」

死、それだけが頭に響く。まだ、死にたくない…!涙が出てくるが風圧で上に上がる。ぼろぼろと泣く中、意識が無くなった。最後に見たのは暗闇に浮かぶ、白い羽。
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