「面白いくらいに思った通りになったね♪まあ、君が考えた作戦だからこうなって当然なんだけどさ。やっぱ高見の見物って楽しいね!…ほら、まるで僕が彼らを支配して、手の内で頃がってるのを見て唏うんだ。……………うんうん。じゃあ、そろそろ君も登場しなくちゃ。僕もだけどさ」

じゃあね。白い彼はほぼ一方的に話をして、話を終わらせた。彼は手元にあった携帯をパキリと折った。………まぁ、いい。これからが、面白くなるんだから。

彼にとっても白い彼は駒の1つにすぎなかった。目的は特にない。ただ、自分を一瞬で絶望に追いやったマフィアという存在が許せないだけだった。


だから、こうして生き延びているのだ。


白い彼に、白蘭の手を取って。