(有り得ない設定です)
(そして自己満です)



三界のトップと主要メンバーが聖域に集まって会議をしている所に大きな小宇宙を2つ感じ取った。アテナこと城戸沙織はその神のような小宇宙に驚き思わず立ち上がった。彼女を守るように黄金聖闘士たちも辺りを警戒する。ポセイドンのほうも座ったままではあるが驚いているようだ。テティスやアイザックがしっかりと主の横をキープ…いや守っていた。しかしハーデスと双子神、パンドラはこの小宇宙を訝しんだ。

「どうしたのです、ハーデス」
「アテナよ…余はこの小宇宙に覚えがある…」
「なんだと…!それは本当か?」

ポセイドンの声にうむ、とハーデスが頷くとヒュプノスとタナトスが前に出た。

「我らの小宇宙に似ているとは思いませんか」

そう言われてみれば、と聖域組と海皇組は思った。この小宇宙は神のもの。そして2つはお互いが似ている。そう思っていると急に辺りが眩しくなった。あまりの眩しさに全員が目をつむった。目を開けるとそこには先程まではいなかった2人の女。さっきの小宇宙の正体、なようだ。金髪の方が口を開いた。

「………ここは、聖域か?」
「そうですが貴方方は…」

ムウの言葉に不機嫌そうに黒髪が口を挟んだ。

「人間のくせに私たち神に向かって口を開くのか…まあイケメンに免じて許してやろう」
「…面食いだなお前は」
「うるさいよヒュプノスー」
「なんだと…タナトスお前のせいでこんな所にきてしまったのだぞ!」

ぎゃあぎゃあと言い争う2人を見て呆気にとられるメンバー。今、こいつらはタナトスとヒュプノスと言わなかったか?美しい2人は法衣に包まれている、そして双子神に似ている。ハーデスに救いを求めるように皆が視線を遣した。はあ、と一息ついてからハーデスは立ち上がった。

「お前たち」
「「はあ!?…!!あ、貴方様は…!」」

小宇宙を感じ取ったのか2人は慌ててハーデスの膝元に平伏した。

「ハーデス様!」
「目の前でお見苦しいところを…!」
「このタナトスと」
「ヒュプノス…」
「「申し訳なく思います!」」

まじかよ、まさか未来の双子神?デスマスクはげんなりした。嫌いな奴らだがこんなに美形なのかよ。ムウやアフロディーテにカミュ、アルデバランにシュラの常識組は呆気にとられていた。アイオリアとアイオロスは「これは大変だね兄さん」「神々の事だから俺達は関わらない方がいいな」と他人事。ミロとシャカは男と女、どっちが強いかなと考え中。サガとカノンはまだ固まっていた。兄の方は腹も痛いようだ。シオンと童虎はアテナを守るように立っているが結構どうでもよさそうにどっちがタイプか言い合っていた。

当事者たちはようやく今昔の対面ときたようだ。勿論仲介役は彼らの主君であるハーデスとパンドラだ。

「「なぜ我ら双子神が女に…」」
「「ハッ、知らぬ」」
「…どうなのだ?」
「「時の神クロノスの気まぐれでございます」」

おい、態度の差が半端ねえだろ。パンドラの言葉遣いが悪くなった。

「全く失礼な未来の神だ」
「黙れ金髪」
「お前も同じ金髪だろう」

「……なんだ、昔のタナトスって結構タイプなんだけど」
「奇遇だな、俺もお前はタイプだ」
「「……でも同じ神、かあ…ないな」」

「双子神って…強烈ですね」

テティスの言葉に何人もの聖闘士、神が心の中で賛同した。








なんていう序章を思い付いてニヤニヤしてました。女タナトスは色女、ニンフを何人も侍らせてると思います。ヒュプノスはそれのブレーキ役、つまり苦労人。タナトスは面食いだからアフロディーテやミロとかをお持ち帰りしたいと駄々をこねそう/(^0^)\美玲の妄想爆発でした。