「そんな理由で納得すると思ってるの?僕は出るよ」

「きょ、恭弥さん…」


恭弥さんを筆頭にボンゴレの何人かがチョイスに参加できなくて暴れかけた。そんな時に現れたのは――――。


「びゃくらん何アレ?」

「はね馬ディーノ♪」


さすがディーノさん…、あの恭弥さんを押さえたよ凄い。ツナさんもびっくりしている。そして向こう側の参加者が紹介された。


ハハンの桔梗、傷のデイジー、仮面をつけたトリカブト、それと…猿。あれ…、あの人何処かで…。じっと見つめていると誰にも気付かれない程度の紫が近寄ってきた。頭の中で声が響く。…幻術の応用、か。


「白蘭様の妹、真白様…チョイスの観覧はミルフィオーレでしてもらいますぞ」

「あ、なた…幻騎士ね!」


そう、兄さんの部屋で唯一紹介された六弔花のメンバー。…まぁ本物のリングの持ち主ではなかったらしいけど…強いことには変わりない。


「そうです。幻覚を使って貴女を此方に連れていきます故、ご了承下さい」

「………チッ、どうせ強制でしょ」

「さすが白蘭様の妹君」


そう言って霧は晴れた。すると正一さんとデイジーの胸から炎が出ていた。いつの間にか似たような女の人が2人。チェルベッロ、と言うらしい。


「この娘達は公平だよ、それがとりえなんだから。それよりズルをしてるのは君達じゃないのかい?」

「!?」



スクアーロさん、が基地ユニットから出てきた。リボーンちゃんも非73線(ノン・トリニセッテ)がないということを兄さんが言うと同じく基地ユニットから現れた。それからチェルベッロがルール説明を始めた。ぼんやりとそれを聞いていると兄さんと目があった。おいでおいで、と手招きをする。私は逃げ場がないと思い、そのままそっちへ進んだ。幻騎士の幻覚のせいか、みんなは気付いてない。ううん、クロームさんだけは私を見ていた、きっと。


3分後――――



チョイスバトルスタート!!



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -