「!!」

「なっ何アレ?」

「(あれはジャイロルーレット?)」

「みんなが見やすいように映しだそうね」


不思議な機械を持ちながらそう兄さんが言うと紋章と属性が映しだされた。歯車の側面に手をそえる兄さんとツナさん。「チョイス」のかけ声と共に回る歯車。ボンゴレ側は大空、嵐、雨、それから四角…?兄さんの方は霧が2人、晴、雲。


「これで決まったからね、バトル参加者♪」

「な…何なの!?なんか数字が並んでる…!」

「属性マークの横に…各属性の参加人数!?」


私の隣でハッとする正一さん。兄さんはにっこり笑って私を見た。


「そ♪さすが真白〜、ジャイロルーレットでチョイスされたのは実際にフィールド内で戦う各属性の戦士の数だよ」


でも属性の人数、ボンゴレとミルフィオーレの合計も違う。一体……?


「これがチョイスの醍醐味だよ♪ボンゴレは大空に嵐に雨が一名か〜いい引きしてるじゃないか綱吉君」

「おい待て!!だったら一番下の□はなんだ!?あんな属性見たことねぇ!」


たしかに…。すると兄さんはそれはリングを持たない無属性を示していて、ボンゴレから二名選ばないといけないらしい。だから、京子さんたちを連れてきたのね。酷い、兄さん…っ。


すると京子さんの叫び声が響いた。慌てて振り向くと顔に大きな傷のついた男(の子?)が枯れた花を差し出していた。それを凄い勢いで連れ戻すハハンの人。


「デイジーはあなた達のように美しく…滅びゆくものに目がないんです」


貴女も麗しいですよ、白蘭様の妹君ですし…ね。急にそう振られて私はぞっとした。この人たち……なんか怖い。次元が違いすぎる。

そして…ツナさん、隼人さんに武さん、正一さんとスパナさんが選ばれた。…………頑張って、みんな。


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