２日間のお休みの間にはバイクの練習以外にも歓迎会など、あってあっという間に終わってしまった。賑やかすぎるのは苦手だけど………ま、まぁ、楽しかった。
夜、寝ていたらもの凄い音がした。慌てて匣とリングを持って外に出るとリボーンちゃんとジャンニーニさんに出くわした。
「リボーンちゃん何があったの？！凄い音が…」
「どうやらダメツナが匣を開匣したみてーだ」
「そんな…！大空の匣はデリケートだから急に開匣したら匣は暴走するに決まってるわ！………私も助けに行かなきゃ」
「ちょっと待ておま……って行っちまったな」
「あ、あのお姿で………」
私はツナさんの部屋に急いだ。もうそこには武さんや隼人さんたちが居た。中はやけに明るい。走って部屋を覗きこむと得体のしれないナニカ、がツナさんに襲いかかっていた。
「ツナさん！！」
「おー、真白さ、んっ！？」
「おっ、お前なんて恰好なんだ！」
「え？………あーコレネグリジェ」
薄いピンクのネグリジェの裾のヒラヒラを摘まんでみせる。……？声をかけてきた武さんと隼人さん若干顔が赤い？んまあ、関係ないか。
＊ ＊ ＊
バジルさんと武さんの匣兵器のおかげでツナさんを襲ったイキモノは匣に戻っていった。(イルカと燕…可愛い。)やっぱりツナさんの匣兵器が暴走してたんだ。その事を口にしようとするとある人の登場でその機会はなくなった。
「こんな開匣をくり返していたら使いものにならなくなるぞ」
オレンジ色の炎を纏った馬に乗り、彼が現れた。キャバッローネファミリーのボスの跳ね馬ディーノさんが。
「……ディーノさん、」
「元気してたか？弟分、真白」
「！！ ディーノさん！！」
綺麗な金髪をなびかせながら彼はリボーンちゃんを懐かしんでいた。
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