「安全な所って……どこですか?」

「んー……。今国境を無断で越えてるからねぇ…。とりあえずフランスのボンゴレが少しだけ関わってる町にするつもりだよ」


それから私は提供される家に行くためにボンゴレ、沢田さんの自家用ジェットが置いてあるという飛行場に向かっていった。黒塗りの車はいかにもマフィア、という感じ。


「気を付けるんだよ真白。なにかあったらすぐに警察、………ボンゴレに連絡してもいいからね?」


肩を強く掴まれて、ガンガン揺さぶられる。少し意識を飛ばしながらも首を振ると肩に置かれていた手は腰を回り背中へと回ってきた。こ、れ、っ……………て!


「さ、ささささささ沢田さんっ!?」

「…………無茶しちゃダメだよ?真白はオンナノコなんだから」


震える肩に私は、ただ顔をうずめることしか出来なかった。




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