メローネ基地からツナさんたちが帰還してから、色々あった。ラルさんは体調を崩してしまい、恭弥さんはどこかへ消えてしまって草壁さんがそれを探しに行ってしまった。了平さんたちと同じくボンゴレの守護者のクローム髑髏さん、に挨拶したけど顔を赤くしてどこかへ行ってしまった。


めまぐるしく増える人、それに私が戸惑っている中で、京子さんとハルさんがツナくんたちを引き連れて自分のおうちに行くそうだ。(本当はもう少し前に行くつもりだったみたいだがバジルくんが来たので延期になっていたとツナさんが教えてくれた。)私は行ったって自分だけ知らない土地、孤独になるだけだからやんわり断っておいた。リボーンちゃんとフウ太さん、ジャンニーニさんと作戦室でお茶を楽しんでいた。ちなみにバジルさんは闘いと長旅の為か絶賛爆睡中らしい。



「あ、この前聞きそびれたアルコバレーノってなんなんですか?」

「…………呪われた最強の赤ん坊だ」

「呪われた…?」

「リボーンの他にも後6人いたんだよ」


フウ太さんが口をはさむ、それに頷くリボーンちゃん。いた、って過去形だって事は…っ。私はなにも言わずに紅茶を胃に流し込んだ。



「今ボンゴレとミルフィオーレの状況はどうなの?」

「ボンゴレが圧倒的に不利だ」

「そ、んな……」


絶望に浸る私を他所に、リボーンちゃんは入江正一さんとチョイスについて話をするために通信の方に集中していた。


「…でも負けるわけにはいかねーな」




逃走編Fin



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