綱吉の絶叫が超高層ビルの間に響いた。守護者たちも驚いた表情を隠しきれていなかった。否、雲雀恭弥だけは真白のことだけを見つめていた。他の人たちにはそんな余裕はないようだった。


「ま…守るって…ブラックスペルのボスなんじゃ…!?」

「私だけじゃありません。この―――仲間のおしゃぶりと共に」

「!!」

「それって…アルコバレーノの!?」


リボーンが思わず顔色を変えるくらいびっくりしたようだった。まさか、こんなところで彼らの分身ともいえるおしゃぶりに会えるとは…。ユニはそのままおしゃぶりを持ったまま瞳を閉じた。すると、暖かく輝く光がおしゃぶりから発された。大きく紫水晶の瞳を見開かせる白蘭は驚きながらも嬉しそうにその光るおしゃぶりを見つめた。


「そういうわけか!!すごいよユニちゃん!やればできるじゃないか!!やはり僕たちには君が必要だ…さあ仲直りしようユニちゃん」

「こないで!」

「?」

「もうあなたには私達の魂を預けるわけにはいきません」


おしゃぶりの光は弱まり、なくなった。ユニはそっと後ずさった。その時、今まで無関心のように口も開かなかった真白が前に進み出た。


「…なに勝手なこと、言ってるの…?」

「そうそう♪それ持って逃げるんなら世界の果てまで追いかけて奪うだけだよ」

「さあ、私たちのところへ…来なさい」


ほら♪、と白蘭が近づいて手を伸ばした。京子がツナに助けてあげてと声をあげる。オロオロするツナを尻目にリボーンは愛用の銃を構えた。



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