「――…そこまでいうなら、ぜひとも勝負しようじゃないか」
「それならちょうどいいです。私はミルフィオーレファミリーブラックスペルのボスとしてボンゴレとの再戦に賛成です」
ボンゴレ側はびっくりした面持ちでユニを見つめた。
「あの約束は…白蘭と入江さんとの再戦の約束は本当にあったからです」
ミルフィオーレにしたら、そんな話はいい迷惑なのだろう。ユニという存在に1番苛立ちを持つブルーベルがすぐに口を挟んだ。
「なんでそんなことわかんのよ!」
「……元気一杯になってくれたのは嬉しいんだけどユニちゃん、僕の決断に君が口だしをする権利はないな」
「!」
「僕が迷った時は相談するけど君はあくまでナンバー2だ…。全ての最終決定権は僕にあるんだ」
ユニは黙り込んだ。まるで、この結末を分かっていたかのように。そして――――――
「では私はミルフィオーレファミリーを脱会します」
「!」
「!!」
そしてアルコバレーノの姫は、沢田綱吉に懇願した。"私を守ってください"と…。それを聞いて真白はスゥッと瞳を細めた。
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