私たち兄妹は、何故か銀に近いような白い髪をしていた。幼い頃は異端、としてあまり友達がいなかった。いつも2人で遊んでいた。


好きなお菓子は、マシュマロ。好きな色は、白。――というようになんでも一緒だった。




そして、刺青も2人お揃いを入れた。中学の時だった。


「お揃いだね♪」


すごく嬉しかった。でもだんだん友達もできてきて、思春期にもなって女と男の差は大きくなっていく。



兄さんは相変わらず私を可愛がってくれていた。真白、真白、とたくさん愛情を注いでくれた。



でも私は、友達からからかわれたのをきっかけに少しだけ、兄さんに冷たくしてしまった。



そこから恐怖は始まった。



兄にとって私の拒絶は更なる執着を生み出し、恐怖は快感を煽るだけのものに過ぎなかった。


お願い、今が夢だといって…。




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