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しかし、頼みの綱のリンはカズマに抱きしめられた事実に思考停止しており、通常なら出されるはずの助け舟はない。


しかも、さらに悪いことに……カズマの隣にあったもうひとつの影。


……まぁ、言うまでもなく真人なのだが……その真人が、困った感じに震えている。


あー……えっと……もしかして、カズマ様同様ありえない勘違いしてます?



「あのさ……真人……」


「……っ俺は……っ 自分が気持ち悪いホモだっていうことはちゃんと自覚してて!そんで幹也は、俺みたいなホモじゃななくてちゃんと女の子のことも好きになれて大事にできるちゃんとした人だってことは十分わかってて……。でも、いつか終わるかもしんないけど、短い間でも幹也といられたらそれでいい、って思って……だから、幹也がほんとに好きな人ができて俺が邪魔になったんなら、俺はちゃんと 潔く……っ」



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