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「……って っちょっと待て!!お前の相手って男なのか!?」



バチン、と強制的に幻想(妄想)のスイッチを切られて真人は目を丸くした。


「……あれ?言ってませんでしたっけ?」


「聞いてないぞ ばか者!俺はそういう偏見はない方だがな、さすがにそういうシーンは……勘弁してくれ」


「あ……すみません。俺も普段 自分がマイノリティだってことを忘れるサイトにいるもんで……その、申し訳なかったです」


真人が頭を下げると、カズマは首を振った。


「いや、いい。謝ることじゃない。俺もまだまだ、人間としての器が狭くて……悪いな。国を治めるものとして、こういった意識ではいけないと思うんだが……」

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