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セーラー服の上からカズマの長い指がリンの胸を掴んだ。
初めて触れた柔らかな感触に、眩暈がしそうだった。
リンは唇を噛んで首を振った。
「……っカズマ先輩、わたし……こわい。自分が、自分じゃないみたいで……こわいんです」
目の端に、小さな涙のカケラ。
怯えて、震えているこのカラダを全部、奪って 押さえつけて……思い通りにしたい。
欲望なのか、愛情なのか。
境目なんかわからない。
でも、リンのすべてが欲しい。
……それだけは確かだった。
スカートの隙間から手を入れて細い太腿を押さえつけ、足を開かせる。
リンは声もなく首を振り続けている。
それでも、やめてなんか やらない。……やれない。
カズマは自分の制服のズボンを留めていたベルトを外すと……
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