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今から話すことはさ、俺の自己満足でしかないんだけど、聞いてくれる?
…ありがとう。
あのさ、俺が小・中・高とずっと二番手ピッチャーだったことは知ってるよな?
だよな、よく見に来てくれたもんな。
それが今、俺さ、草野球チームで一応エースってことになってるんだ。
初めて「背番号1」のユニホームを着てみたときは感動したよ。
プロのエースナンバーの18でもよかったけど、やっぱり憧れ続けてた1がいいだろうってことで。
いつもいつも、他の奴の背中の「1」を目で追ってたけど、今はそれが自分の背中にあるのかと思うと、いまだに時々にやけちゃうんだ。
気持ち悪いって言うなよ、それだけ嬉しかったんだって、ほんとに。
たださ、少し遅すぎたな、ってほんとはちょっと思ってるんだ。
うん。エースになれたらお前に好きだって言うって決めてたから。
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