◎ 謎の「好き」論とヒーローの話
ところで、なんか昨日の議論に既視感あるなと思ったら、わたしかなり前にそういうことをテーマにした小話書こうとしてお蔵入りさせてたんでした。
掘り出して読み返してみたら、今とほとんど同じこと言ってて苦笑しました。進歩ねえ…!
会話だけしか書かなかったんですけど、もったいないからのっけときます。
ほんとに今と同じこと言ってて笑えます。作品として公開しなくてよかった。
ちなみに、巷で「みんな夢持とうぜ!」みたいな曲が流行っていて、それを聞きながらの男女の会話…という話にする予定だったんですが、そのシチュエーションを描写できなくて完成せず、断念したんでした笑
「これ、すごく流行ってるね」
「ん〜、俺にはちょっとよくわかんないや」
「流行りとか興味ないもんね」
「ていうか、夢をみんな持ってるべき、みたいな歌詞が、全然意味わかんない」
「持ってないよりは持ってる方がいいんじゃない?」
「夢なんてそんな簡単に誰でも持てないもんだから、夢おっかけてる奴がかっこよく見えるんじゃないの?」
「そんなものかなあ」
「俺からしたら、綺麗な言葉並べて夢を持つことを奨励する歌より、ひたすら馬鹿みたいに『君が好きだー!』って言ってる方がよっぽど夢があるように聞こえる」
「それは『夢』の意味が違うでしょ」
「わかってるよ。俺は、夢は持ってないけど好きって感情ならわかるから、共感できるって話」
「それはわかる、ような」
「共感することが全てじゃないけどさ。俺にはこの曲はパワフルすぎるよ」
「『君が好きだー!』も相当パワフルそうだけど」
「はは、ほんとだ。じゃあ『君が好きかも』ぐらいでいいや」
「話が逸れてるよ」
「なんでもいいよ。もし夢とかおっかけるなら、一緒に走りたいなって言いたかっただけ」
「それこそ飛躍のしすぎってぐらい話飛んでるよ?」
「最初の入りを間違えたんだ」
ここまでしかない!
そしてこの男めんどくさい!!!!
たぶんきっかけは、何かの曲の歌詞が気にさわったからだと思いますがもう何の曲か覚えてない。
夢自体はいいんだけど「夢を持て」って言われるのはやだ、ってことだったんでしょうね。わかりにくいしどうでもいい。