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診断メーカーを元に書いた140文字のお話。夢だったりオリジナルだったりいろいろです。





妄想してみてください
2015/01/14 21:05



やっと真波を見つけて声をかけようと息を吸い込んだ。真波は校舎裏の木陰にいた。「まぁなみぃー!」真波がばっと振り返って、私を見つけると人差し指を唇に当てる仕草をする。静かに?どうしてだろう。用事もあるし、足音をなるべく立てないように気をつけて近寄る。
「あっ」
思わず声をあげてしまうと また真波が唇に人差し指をあててシーっと言う。
真波がこっそり見ていたのは猫の親子だった。ここから少し離れた所にいて、子猫たちと日向ぼっこをしている。
小声で可愛いねと言うと、真波がだよねと返す。「もう少しするともっといいもの見れるよ」「いいもの?」「うん」いたずらっ子みたいな顔で真波が笑った。








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