好き過ぎて好き過ぎて胸が張り裂けそうとはよく言ったものだ。
そんな事、ある訳ないって言うのに… 。確かに、好き過ぎて頭が一杯になる事は無い訳ではない。でも、その思いは風化する。何時までも何時までも…一定の誰かを好きでいる事など出来ない。人間は時がたてば冷静になる。恋愛感情も同じ、好きと言う言葉に重みはなくなり軽く……いつかは何も無かったかの様に消えてしまう。






……そう、思っていたのに。
神様とは残酷だ。今まで人並みに恋はしてきたが、この恋は今までとは訳が違う。それなのに、私は絶対にしてはいけない相手に恋してしまったのだ。…いや、正確には恋をしても実らない相手。実る訳がない相手。諦めなければいけない相手……。










「銀時ぃ〜!!帰るよー!早くして!!」

「おぉー…ちょっと待てや。」






ほら、だってね。


あの人には大切な大切な恋人がいるのだから。











「本当に、銀時君とこはお似合いよねぇ〜!!美男美女…私、銀時君のこと好きだったけどあんなの見せられたらその気も失せるわ。」

「……そう、だね。」

「本当よねぇ〜!」





美男美女で有名なカップル…、その片方に恋したのが私。無謀すぎる希望のない私の恋。好きで好きでたまらないっ…、今まで生きてきた中で一番大きな恋。……いや、今後もこんなに誰かを好きになる事は無いと思う。好きな人は出来ても銀時君程じゃない…。私が人生の中で一番好きな相手は彼。少しだけ言い方がキツくて天然パーマで万年金欠だけど、優しい優しい笑顔で私を救ってくれた坂田銀時君。

だからこそ、私なんかじゃ勿体無い。今の彼女サンなら隣に並んでいても何の違和感もない。解ってる。…そう、お似合いのカップル。解ってる。解ってるよ。だけどね、私っ…… 。










見込みないけどやっぱ好きで


(大好き大好き大好き大好き。)
(叶わないなんて知ってるのに…)
(何でかな?)
(忘れられないよッ… 。)





++++++――… 。


あちゃー… 。
セリフじゃ
なくなっちゃったやf^^;

つか、
色々ぐちゃぐちゃ やぁ…。



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