もう休みが終わる。またつまらないデスクワークを淡々とやる何の生きがいもない仕事。特に楽しい事がある訳でもなく、特に仲の良い友達がいる訳でもなく、特に趣味と言うほどの物もなく、淡々と…。楽しみもなく、苦しみもなく、悲しみもなく、怒りもなく、喜びもなく、感情が何もなくなった様な自分。つまらない、つまらない。こんな人生を生きていて楽しいか?嬉しいか?私は生きている意味があるのか?…こんな事を迂闊に誰かに言うと、頑張ればそのち報われるだとか今を乗り切れば楽しい事で満ちているとか何も保障の無い事を言われる。いや本当に、そんな事を言ってほしい訳じゃないんだよ。欲しい言葉なんて最初からない様なものなんだ。ただ、私は何かいつもと違った何かがほしいだけなんだ。こんなつまらない人生にピリオドを。なんて夢をちょっと抱いているだけなんだ。







「なんか無いかな?いつもと違う何か。」


「たとえば俺に告白されるなんてのはいつもと違う何かじゃねーか?」









はい、妄想入りました―。わお!びっくり仰天だ!私はとうとう頭が湧いたそうだよ。知らない人の声が聞こえてきたもん。もう頭湧いてるとしかおもえないよ。しかも何?告白?KOKUHAKU?いやいや、笑えないよ自分。どうしたの?恋でもしたいの?無理言っちゃ―いけませんよ。彼氏いない歴何年?生まれた日から今現在まででしょ?もー!現実見なきゃめっ!でしょ〜!…うわ自分気持ち悪い。吐きそう。吐いていい?お昼に食べたウインナー出てもいい?つか、下品にも程があるな自分。ウインナーじゃなくてケーキとか言おうよ。…いやあれ、めっちゃ臭いよ。ダメだよ。生クリームとかってとんでもない異臭を放つよ。だめだ、やめろ。いやでも、私はケーキなんて食べてないから出てもウインナーだな。うん、ウインナーだ。…あれ?結果ウインナーしか言ってねーじゃん。なにこれ。結果下品じゃん。変わって無いじゃん。






「そうだな。女とは思えんほどに下品な事を言っているな。」









うん、また聞こえた。だーめだぁ〜!!頭湧いて全部煮え切っちゃったよぉ〜!!もうカラカラだ〜!そのせいかまた幻聴が聞こえてきたぞ〜!もう大丈夫?頭大丈夫自分?変えてきなよ〜!もうさこの際開き直って幻聴さんになんか聴いてみる?そうしよっか!もう開き直っちゃたらいいんだよね!お〜い!幻聴さ〜ん!御幾つですか〜?






「23歳だ。」








へー。幻聴さん、私と同い年なんですね〜!男性で良いんですよね?








「ああ、男だ。…というか、幻聴さんじゃねー。うちはサスケだ。」










へー、うちはサスケさんですかー…………。ん?名乗った?










「生きた人間だ。お前に一目ぼれした。付き合え。」










りあるわーるどのお話し

(日本語でお願いします。)
(お前の耳は飾りなのか?)



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