2011/05/05 10:27 



夜中だというのにバタバタと誰か…、まあ大方見当は付いているが走ってくる音がする。



「副長ーーーっ!!」

「うるせぇ、静かにしろ。今、何時だと思ってんだ。」

「副長こそ、今日は何の日だと思ってるんですか!!」

「緑の日だろ。」

「時計見て下さい。」

「……子供の日だな。」

「………副長、わざとですか?」

「何がだ。」

「………本気なのもそれはそれで、ビックリしますよ…。」

「取り敢えず、一つ質問がある。」

「え?何ですか?」

「その右手に持っている、箱にも入っていない裸のケーキは何だ?こんな時間に食うと太るぞ。」

「大きなお世話ですっ!!そうじゃなくて、本当に何なんだか解らないんですか?」

「何の事だ?お前が太った理由か?それは、お前の右手が物語ってんだろ。」

「太ってないですからっ!!失礼ですよ!!そうじゃなくて、もっとしっかり考えて下さい!!」

「………あぁ、お前が何で馬鹿なのかか?それはお前の頭の作りが悪いからだ。悩むだけ無駄だ、諦めろ。」

「違いますからっ!!どこまで失礼なんですか!!もう良いです!!副長はこれでも食べてぷくぷくに太ればいいんだーーっ!!」

「なっ…、おい!!」




「たくっ…、こんなデケーホールケーキ一人で食えるわけねーだろ。解りやす過ぎんだよ…、バカ。……ありがとうな。」







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実はこの独り言、部屋の外でふてくされていたヒロインに聞かれています(笑
恥ずかしい奴ですね!


と、言うわけで土方君…
誕生日おめでとーーっ!!








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