発売前の詰め合わせ
※発売前に書いてたもの詰め合わせ
*ねえねえ(ロミオ)
※diaryログ「こっちを向いてよ!」の続き気味?
※ロミオ→♀主
「俺さ…★が羨ましい」
「え?」
ミッションの待機中にロミオ先輩がふと呟いた。さっきまで告白ごっこしてたのに急にどうしたのかな、と。
「昔っから俺ってヘマばっかしてて何したって駄目な奴でさ。いっつも空回りして…居場所がなくて」
「ロミオ先輩…」
「お前って不思議な奴じゃん。ドジしたってなんか憎めなくて、空気読めて…自然と周りから集まってくる…」
だから、うらやましいんだ、と。
ぼんやりとどこか遠くを見つめたままのロミオ先輩。
「先輩…居場所がほしいの?」
「…そう、かも」
「そっか…」
無線から時々ノイズがする。素材回収に出たギルバート先輩たち、もうすぐ来るかな。
「あのね、先輩」
「んー?」
「ブラッドは先輩の居場所じゃないの?」
「…どう、なんだろ。俺ってお前らの役に立ってる?」
「役に立つとか立たないとかよく分からないよ…。居たいと思える場所が居場所だよ、きっと」
「……」
向こうにジュリウス隊長とギルバート先輩が見えて、帰るぞと無線から声がした。ロミオ先輩の横に座っていた私は立ち上がる。
「ふふっ、私たちにこんな話ってなんか合わないね。行こ!ロミオ先輩っ」
ためらいなく伸ばされた手。ゆっくりと手を重ねる。
「ちっさい手…」
「えっ?何か言いました?」
「なんも!ほら、急がないとジュリウスが行っちゃうぜ」
「え!わわ、ジュリウス隊長待ってくださいー!」
慌てて走り出した小柄な背中をいつの間にか目で追う。
「ジュリウスじゃなくて、俺にすればいいのに…とか?」
割と本気でそれも悪くないと思う。
「流石に脈ないよなあ…」
一人苦笑して、★の後を追いかけるように走り出した。
(★の隣り、頂戴よ)(結構、居心地いいからさ)
かたおもいなロミオ先輩にたぎっただけ
*呼び方(ギルバート)
「ジュリウス隊長ー」
「どうした?」
「あっシエル先輩、あの…」
「何かありましたか」
「そういえば、ナナー…」
「はいはーい」
「ロミオ先輩、昨日のー…」
「おおっあれか!」
ちょこまかとロビーを動き回る★。いつの間にかブラッド隊員はロビーに全員集合していた。
ジュリウスとシエルが報告書を書きながら次のミッションの作戦を立てている横でおでんパンを頬張るナナにバガラリーについて熱心に話しているロミオ。
これからミッションに行くためロビーに来たはいいものの、煩い。さっさと手続きを済ませ出撃ゲートに向かうと、走り寄ってくる足音。
「ギルバート先ぱ…あっすみません!ギルバートさんいってらっしゃいです」
初対面で馴れ馴れしく呼ぶなと言った結果、いつの間にか自分だけさん付けになっていた。毎日煩いくらい話しかけてくるのにそういうところはちゃんとするらしい。
「…慣れないなら好きに呼べ」
「!はいっ!ギルバート先輩、気をつけてくださいね」
勢いよく手を振る★に見送られて、出撃ゲートをくぐった。
*さっき廊下ですれ違った(リンドウ)
「お?」
「え、お?」
「ああ、悪い悪い。知り合いに似てたもんでついな」
「いえ…?」
黒髪に白い制服。誰だろう?
「お前、あいつと同じようなゴッドイーターになりそうだなあ」
「?」
「ま、長生きしろよ」
「は、はい?です」
緩い笑顔を見せたその人は頭を撫でてどこかに歩いていきました。
(紹介するよ、★。俺の上司のリンドウさん)(あ!さっきの人!)(お?おお、奇遇だなあ)(え?もう知り合いだった…?)
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