握手しましょ



※体験版ボイス2番のイメージ
※コウ♀主ぽい?



「ああ、お前か」

「あ!隊長さん」

「ちょうど良かった。ちょっと来てくれ」

「はいー?」


隊長の側に走っていくと、見慣れない白い服を着た人達がいました。


「紹介しよう。極東支部から応援に来てくださった方々だ」

「あっ初めまして!私はブラッド候補生の★って言います」


お辞儀をして、顔を上げると、オレンジの髪の人と目があっちゃいました。


「俺は極東支部の第一部隊長の藤木コウタ。よろしくな!で、こっちが」

「エリナ・デア=フォーゲルヴァイデです。あなたより年下だけど、ゴッドイーターとしては先輩だから分からないことがあったら頼っていいからね?」

「これからよろしく頼む!」


手を差し出されて、慌てて手を重ねようとして、はた、と。


「…あ」

「ん?ああ!俺、感応現象起きないから安心してよ」

「え?」

「藤木コウタ隊長は第一世代の神機を扱っていらっしゃる方なんだ」

「えっ!」

「そういうことだからさ、はい握手」


ぎゅう、と大きな手に包まれる。


「わああ、大きな手ですねぇ!なんだか落ち着きます」


藤木隊長の手を触らせてもらう。男の子の手ってこんな感じなんですねぇ。藤木隊長を改めて見る。腕とか細いのに筋肉はしっかりついていて、きれいな身体で羨ましいです。


「藤木隊長、腕触らせていただいても良いですか」

「えっ? う、うん、いいけど」

「ありがとうございます!失礼しますね」


お言葉に甘えて触らせてもらう。おおーすごいです!やっぱりゴッドイーターの先輩方ってすごいなあ。


「えっと…なんか照れるなーって…」

「え?そうですか?」

「コウタ隊長、可愛い人にはこんな感じです」

「ちょっ!とエリナ…言い方考えてよ」

「だってそうじゃないですか」

「仲が良さそうで微笑ましいですね。お前もそろそろ離さないと失礼だぞ」

「あっ!す、すみません!」


慌てて離すと、藤木隊長は気分を害した様子もなく明るく笑ってくださいました。


「それでは、他の隊員も紹介します。こちらへ」

「ああ、わかった。じゃ、★、またな!」

「はい!」


藤木隊長と握手した手を眺める。何だかすごく落ち着いて温かくって…。うん、また握手してもらいましょう。



(藤木隊長ー!握手してください!)
(えっ!また!?)
(昨日はしていただきましたけど今日はまだしてないです!)




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