つんでれ



※体験版ボイス6番のイメージ



「ブラッド1、気をつけてください!偏食場パルスの影響で攻撃が集中します!」

「え〜っ!」


ステップで距離を取ってから、銃形態に切り替えて弾が出なくなるまで打ち続ける。何匹かダウンした小型のアラガミにナナとロミオ先輩の攻撃がヒット。


「ひゃうっ!」


こっちに飛んできたアラガミの風圧まで避けきれなくて体勢が崩れる。


「うう〜、負けないんだからっ」


剣形態に切り替えて、アラガミの後ろからロングブレードを振り下ろす。もう一回、構えなおした時にアラガミが予備動作に入る。


「!やばっ」


装甲展開が間に合わなくて、正面からもろに攻撃を受けて吹き飛ばされる。


「、うっ」

「ブラッド1、バイタルを確認。回復して下さい」

「ね、ねえっ下がった方がいいかもよ!」

「大丈夫だもんっ」

「おいおい、無茶しすぎじゃねえ?」


ナナとロミオ先輩の制止を振り切って、もう一度アラガミに切りかかる。


「★っ、後ろっ!」

「えっ…」


背中に衝撃を受けて、倒れ込む。え、なに……。いつの間にか、小型アラガミ数匹に囲まれていたんだ。


「あたし、だめ、かも…」

「★!」

「ナナ、ロミオ、アラガミを引きつけてくれ!」

「わっかりましたー!」

「了解!」


身体があつい。立ち上がりたいのに立ち上がれない。背中に手が触れる感覚。


「まだ終わっていないぞ」


すう、と熱が引いていく。スタングレネードが発動。その隙に立ち上がる。


「じ、自分で立てたのに…」

「そうだったな」


傷一つない隊長にムッとしながら呟くと、隊長は苦笑。悔しい…。


「ロングブレードは他の神機に比べると装甲展開が遅れるから注意した方がいい」

「分かってるもん…」


アラガミに向き直った隊長に合わせて神機を持ち直す。


「いって!」

「ロミオ、回復弾いくぞ!」

「サンキュー!」

「……」


本人には絶対言わないけど、隊長ってすごい。いっつもちゃんと周りを見てる。


「もう少しだ!決めるぞ!」

「任せとけって!」

「感謝しまあす!」


隊長のブラッドアーツのおかげで皆がバースト状態になる。そろそろアラガミも疲れているみたい。


「…隊長」

「どうした」

「……ありがとね」

「!…ああ。…★、行くぞ」

「はーい!」


そしてすぐに無線からミッション完了の合図が聞こえた。



(ジャンケンしよ!負けた人は荷物持ちだからね!)
(よっしゃー!負けないかんな!)
(神機は自分で持って帰るんだぞ)




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