リフィル先生はただひたすらに聡明な人であった。対してただひたすらに頭脳も顔もなにもかも平均の(自分では思っている)私はその少し毛先のはねたきらびやかなる銀髪をぼんやりと眺めていた。そんな折に聞こえてきた先生の、ロイドを呼ぶ声。なんどロイドったらまた居眠りをこいてやがった。信じらんない!リフィル先生の授業中に寝るとか、リフィル先生ファンクラブ全会員へ喧嘩を売ってやがる。私は憤慨して、先生が前を向いた隙にロイドの頭にくしゃくしゃに丸めた紙を投げつける。

「だれだよ!」
「ロイド、二人で後ろに立ってなさい」
「二人?」
「貴方もよ」
「!?」

嗚呼マーテル様、今日もリフィル先生は素敵です。

学校/リフィル・セイジ/140803
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -