海月と私

素知らぬペチカ

時計針のミシェフ

寝過ごした白鳥みたいに冷たいお布団の中

睫毛の夢

のさばる小さな絶望

脆弱なわたしのはしたないお口で

淡々とあなたの静寂を啄む

知らなくてもよいの

月夜には閑古鳥が鳴くからって誰かさんが




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