客との取引を終え新宿へ向かおうとした時、彼を見つけてしまった。
断られてもやはり好きという気持ちは止められず、彼を見ていたかった。
どうやら彼は人を待っているらしくキョロキョロと周りを見ていた、そんな姿も小動物みたいで可愛らしかった。
やっと目的の人物を見つけたのか、彼は走りだし………金髪のバーテン服の男に抱きついた。
アイツも彼を抱き締め返しながら、彼に優しいキスを送っていた。
彼もそれを嬉しそうに受け止めていて…………それを見ていた俺の何かがプツリと切れた。
ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ 俺の好意は断ったのに、ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ 俺のキスは拒絶したのに、ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ……ナンデアイツナンダ。
それからも2人の愛を見ながら彼が1人になるのを待った。
それから俺にとっては永遠と思えるような時間を待ち、ようやく彼は1人になった。
そして、家に向かう彼にスタンガンを当て拉致した。
それからは急いで防音のマンションを探したりなど、ちゃくちゃくと2人の愛の城を築いていった。
気絶している彼に睡眠薬を口移しで飲ませさらなる眠りに誘ったあと、彼専用の小道具を買いにいった。
「ただいま、帝人君」
眠っている彼に笑いかけ、彼を着飾っていく。
「出来たよ、帝人君。すごく綺麗だよ」
あぁ、眠りから覚めた君はどんな反応をするんだろうね。
両手を手錠で縛られ、足には足枷を、口には猿轡まで噛まされて、服だってワイシャツ一枚だけ………
きっと驚くだろうね、あとは怖れかな?でも恐怖で潤む瞳に俺が映ったらなんて素敵なんだろう!あの純粋無垢な君を俺の手で穢れさせ、俺好みの帝人君に作り替えるとはなんて悦ばしい事だろうか!
感 興 籠 絡
(あぁ、早く目覚めてくれないかなぁ……ねぇ、俺だけの帝人君。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーend
また病んでる(´・ω・)
あっ!ちなみに続編書く予定です!