▼同棲マサ蘭(2012/11/15)
同棲マサ蘭ちゃんのどうしようもないネタです。まだ同棲初期だと思います。吐き出す場所がないので、SSは日記に書こうかなって思った次第ですっ(´・ω・｀)！＊＊＊
「狩屋、ごちそうさま。お前やっぱり料理上手いな」
「当然ですよ」
食事や片付けは交替制である。今日は俺が夕飯を作った。
たいしたものは作れないが、それでも俺はもともと同学年の男子よりかは料理はできるほうだ。だから包丁や火の扱いも、自分で言うのもなんだが、割と様になっているのだと思う。
しかし、打って変わって霧野先輩はというと、この人は意外と不器用だった。
「それよりも霧野先輩も、いい加減慣れてくださいよ」
「俺だって努力はしているがな」
「はいはい。片付けよろしくお願いしますね」
俺はテーブルを立ち、自分が使った食器を流しへ運んでから、リビングのテレビを付けた。ちょうどサッカー中継をやっている。特に見たい番組もないし、そのままそのチャンネルを見ることにした。
後ろでは霧野先輩が洗い物を始める。自動の食洗機などという豪華なものはない。たかだか二人分の食器は、自分たちで洗ったほうが早いのだ。
もうじき前半が終了するらしいサッカーの試合は未だに０対０。言ってみればなかなかにつまらない試合だ。それを見ながらぼーっとしていると、ガシャンという音が耳に入った。
「あ、狩屋……」
「何やってるんですか」
「ごめん……狩屋の茶碗、落とした……」
そんなのは見ればわかる。先輩の足元に陶器の欠片が散乱していた。先輩の手は泡だらけで、きっと手が滑ったとかそんなところだろう。あーあ、本当にこの人は、普段の凛々しい姿が嘘のように不器用だと改めて思った。
「いいよ、俺がこっちやるから先輩は残りちゃんと洗ってくださいね」
そう言って俺はしゃがんで割れた欠片を拾い集めた。大破したわけではないが、新しいものを買わないとこれはもう使えない。今ここでまた上から別の食器を落とされでもしたら確実に俺は大怪我する、なんて思いながら欠片を拾っていた。しかしお約束の如く、ちくりと欠片が指を傷つけた。
「いって……」
「おい、大丈夫か！？」
「指から血出してる俺が大丈夫に見えますか」
「……うん」
まあ確かに、滴るほどの血は出てきていない。だけど痛い。霧野先輩は「早く消毒してこい」と言いながら、洗い物を続けようとした。そこで俺が咄嗟に思いついたのはこれしかなかった。
「霧野先輩、舐めてください」
「は…？」
「消毒ですよ、消毒！ そもそも先輩が茶碗落としたのが原因だし」
「それはそうだけど……」
渋る霧野先輩の口元にぐっと指を差し出す。“先輩のせいで血出たのに”なんて責めるようなことを言ったからなのか、霧野先輩は一瞬怪訝な顔をしてからゆっくりと指に舌を付けた。
ぺろりと一舐めして、指を口に含む。最初こそ躊躇ったが、次第に唾液まで絡めながら俺の指を舐める。口内の温かさが、じんわりとした痛みになったのがわかった。だけどそれもほんの少しだけで、何を思っているのかわからないけど霧野先輩はだんだん色っぽい舌遣いになった。
「先輩、なんかエロいですよ……」
「ん……」
不器用だと思ってたけど、そんなことないんじゃないかと思えてきた。手を使わずに先輩の舌だけで、俺はちょっと自身が反応してきているのがわかった。据え膳食わぬはなんとかってリュウジさんが言ってた気がする。
「霧野せんぱ……っ」
「もう、大丈夫だろう？」
唾液が糸を引きながら、先輩は指から口を離す。俺の指から出ていた血なんてとっくに止まっていて、霧野先輩の口内の温かさと部屋の温度差に指が冷たさを覚えた。
そしてまた覚束無い手つきで洗い物を再開する先輩を、俺はどうしようもない感覚で見ていた。ちくしょう、絶対にこの人ノリノリだったと思う。こういうことするのも楽しいかもしれない。
＊＊＊
SSって…こんな感じでいいのかな…(笑)。長さ的にはいつもより短い…よね？なんていうか、こう、指フェラが書きたいなって思いついたのですがちょっと短いですね！終わりもまとまってないし、無理やり終わらせた感が強い…。いつもそうかもだけど…(´・ω・｀)。
蘭丸ちゃん不器用だと可愛いです。でもある程度のことはできるし、「家事全般が苦手」みたいな感じ。男の子ってそんな感じの子も多いんじゃないかな…？普段お家であんまりやらないから、みたいな。偏見だったらごめんね。サッカー中継もその場しのぎって感じがするので、別に入れなくてもよかったかも(笑)。
みそらの思うマサキは（前も言ったかもしれないけど）歯磨きしてうがいするときに歯磨き粉の白い唾液？をぺってする蘭丸ちゃん見て「なんかエロいのでやめてもらえますか」って言う子です。だから自分から指舐めてって言っても、実際にそれやられたらすぐ興奮すると思います。マサ蘭えろください(´・ω・｀)！
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