馬鹿だって言われた





この世界に来てから、一週間が経過した
あれからというものの特に私の身に変わりはなく、ただただ円満なスクールライフが訪れている
このクラスの女子とはほとんど仲良くなったし、男子ともちらほら話すようになった
ここのクラスの人って本当に優しい人ばっかりだなあ

「そういえば、なまえは何の部活に入るの?」

『あー、決めてないなあ』

「でもそろそろ決めないとだよね、雨雪さん」

「そうねえ、早めに提出してくれないと先生がうるさいわ」

『あ、萌江に提出すればいいんだよね』
そうだよね、この子、学級委員だもんね偉いなあ

うーん、できればテニスがしたいけど、この学校、テニス部が強くて有名らしいんだよね
まあ主に男テニ
そう考えると、若干興味湧くけど‥今入ってもなあ
だってもうすぐ引退でしょ?
高校からでも良いよね
それまではなんかスクールとか、ストテニとかでやってれば良いし


「まあ、もうすぐ引退だし、決まらなかったら帰宅部でも良いんじゃない?」

『だよね』

「さすが雨雪さん」

うん、萌江にそう言ってもらえると気が楽だよ
なんかそう考えたら、甘いものが食べたくなってきた
よし、皆でおやつ食べよう!


「なまえちゃーん、これ新作のパンケーキなんだけどさ、食べる?」

『え、良いの!?食べる食べるー!』

「はい、食べたから宿題手伝って」

『良いよ!』

「良いのか!」

『良いよ!!』

「馬鹿だわ、この子」


このパンケーキ、中にクリーム入ってる‥!!




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学級委員の子は雨雪萌江と言います。
これからよく絡むと思います。
次からはもっとギャグいれますね!!(@゜▽゜@)