ユーリ・ペトロフ




彼は私の手を、その内に隠し持っていた小銃ごと抑えて言った。「止め給え。君に復讐など似合わない」仮面の奥で笑みながら「既に正義は下された。これはもう必要ないだろう」私から小銃を奪い、手を放す間際に甲を自身の口元へ。それはまるで…
written by:ハギノ(@hagino108)[〜In die hohle Hand Verlangen, 掌なら懇願]





冷たい雰囲気の人だとは思っていたけど、唇まで冷たいなんて。眉を寄せた彼の顔を間近に見ながら思う。握った手もわたしよりひんやりしてる。「…どういうおつもりで?」「わからない振りするの?ずるいひとね」好きでもない男にキスするほど、わたし軽い女じゃない。
written by:くわた(@kuwacapu)[〜Sel'ge Liebe auf den Mund; 唇なら愛情]





寝ている相手に卑怯だと思うけれど、止まらないのだから仕方ない。そう、仕方ないんだ。彼の綺麗な顔にキスを降らしていく。寝ているから出来るというものだろう。卑怯だ。「何でここにしてくんないの?」起きていた彼が卑怯だ。避けていた場所に、噛み付いた彼が卑怯だ。
written by:はくさい(@DxxxxH)[〜Sel'ge Liebe auf den Mund; 唇なら愛情]





「っ痛…」これだから新規の用紙はいけない。スッと線が入ったかと思えばみるみる内に赤が滲みだしてくる。周囲を汚さないよう片手でデスク上のバンドエイドを探っていると、不意に「これはいけませんね」彼が私の指先に口付けていた。
written by:ハギノ(@hagino108)[〜Ubrall sonst die Raserei. それ以外は、狂気の沙汰]












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