「シリウスー」

「なんだよ。後にしろ」

「あのさー、もうとっくに一ヶ月たっちゃってるけど、成果はどうなの?」

「は?一ヶ月って何が」

「一ヵ月半前に『一ヶ月で●●・××を落とす』とか豪語してなかった?」

「だ・・・っ!い、いつの話してんだよ!もういいだろ、そんなのっ」

「あ、ブラッジャー来るよ」

「うわ!もう話しかけるな!」


 クィディッチの試合を前日に控え、練習も大詰め。

 俺だって負けたくねえから一日だってサボらず練習にまじめに出てるっていうのに、ジェームズときたら相変わらずふらふらしやがって。

 さっきだって変なタイミングに近寄ってきたと思ったら、くだらねえこと話し始めるし。おかげでブラッジャーと正面衝突するところだった。


「あちー」

 初秋とはいえ昼間の日差しはまだ強く、動き回れば十分暑くなる。

 しばしの休憩の時間。地に座り込み自分自身の手で空気を仰いで顔に風を送るけど、なんの気休めにもならない。


「今回は妙に張り切ってるね」

 傍観に来ていたリーマスが隣に腰を落とす。

「そりゃあスリザリン相手だからな。ぶっ殺してやる」

「君が殺したいのは主に弟君でしょ?」

「当たり前」


 くすくすと笑い声をもらすリーマス。

 あー、ビーターだったらレギュラス重点的に狙うのになー。


 遠くでジェームズが、どこかへ向かって「リリー!!僕は君のためにスニッチを取るよー!!」と叫ぶのを聞きながら、さっきまで飛んでいた空を見上げた。


「張り切ってる理由、それだけじゃないでしょ?」

 俺と同じように上を見上げながら、リーマスがよくわからない声音で言う。真意を計りかねて首をかしげながらリーマスの横顔を見ると、リーマスも微笑を浮かべながら目を合わせてきた。


「さながら、●●かな?」

 またその名前か。今日はその本人の顔を一度も見ていない代わりに、名前をよく耳にする。


 いつの間にか耳に心地よくなった名前は、耳から入りこんで全身に染み渡った。


「好き、なんでしょ?」

 落ち着いてきていた体温がまた少し上がる。
 リーマスの目を見ていられなくなって、不自然にそらした。


「何言ってんだよ」


 確かに、あいつの一挙一動が気になったりするし、たまに素直な笑顔が見れると妙に照れくさくなるし、泣いてると誰が泣かしたのかといらいらするし、――あいつの口からレギュラスの名前なんか聞きたくないし。

 ここまでの考えだけでイエスと頷けるはずだけど、ちょっと前まで俺は女なんかとっかえひっかえで、楽しけりゃいいっていう思考で、一人の女だけを好きになるなんてありえないと思ってたし、さっきジェームズが言ったとおり「落とす」と言ったのに落とされたのが俺のほうだなんて、そんなの俺のプライドが許さなくて。


「・・・わかんねえ」

 認めてしまえば楽なのに、なんて思われるだろうか。

 でも俺がこの気持ちを認めたところでどうなる。●●の気持ちが変わるか?●●が好きなのは紛れもなくレギュラスで、俺も手を尽くしたとは言いがたいけど、一ヶ月ちょっとの間で前よりは親密になったはず。だけど、●●の目はずっとレギュラスに向いたままだったじゃねえか。俺のほうなんか見向きもしねえ。


 いっそのことジェームズのように何もかも大っぴらに想いを伝え続ければいいのか。

 鬱々とする気持ちは、十六年という短い人生の中ではじめての感触を持っていた。

 ああもう。なんで俺が女関係でこんなに悩まねえといけねえんだよ。


「ま、あんまり考え込まないほうがいいと思うよ」

 俺の思考を読んでいたかのようにリーマスが苦笑した。


「ああ」

 俺も合わせて苦笑いを浮かべた。


 自分の頬をぱんと叩き、勢いよく立ち上がる。


「うし。練習戻るか。今はスリザリン叩きのめすのが先だ」

「そうこなくっちゃ」

 恥ずかしげもなく己の意中の人間の名前を叫び続けるジェームズの首根っこを掴み、やっぱりこいつみたいにはなりたくねえなと思いながら、再び空へと飛び出した。




「――ん?」

 シャワーを浴びて何気なく自分の机を見る。机の上に見慣れない紙切れと、何やら小さなものが大量に詰まった小袋が置いてあった。


 部屋を見回すと、丸一日使った練習でくたくたになったジェームズは、練習着を半分脱いだ状態で大きくいびきをかき、ピーターは泣きながらリーマスの呪文学の鬼指導を受けており、誰もこの机の上のものには我関せず状態。


 もう一度羊皮紙と小袋を見て、手紙と思しき紙を手に取った。

 角と角をきっちりと重ねて折り曲げられた羊皮紙を開く。見慣れない字体だ。さらに首をかしげながら、ちまちまとした文字を流し読む。


『親愛なるシリウス・ブラック様。

 急に申し訳ありません。ジェームズはきっと眠ってしまっていると思ったので、シリウス君にお手紙しました』

 いや、確かにジェームズ寝てるけどさ。なんでわかるんだ。

『クィディッチの練習お疲れ様です。明日はスリザリンとの試合ということで学校がすごい熱気ですよ。私たちの寮まで熱が移ってきています。

 私も微力ながら応援しています。ジェームズにも伝えてください。
 明日は会場まで見に行きますね。

 この包みは前に差し上げたチョコです。ぜひ力をつけてください。余ったものはリーマスにあげてください。


  ●●・××』


 あー、●●ね。●●、●●・・・。

 ●●!?


「むぐっ」

 思わず大声を出してしまいそうになり自分で自分の口を押さえる。ぎりぎり飲み込めたみたいだ。

 口を押さえたまま、もう一度冒頭から最後の名前までを読み返した。


 まじかよ・・・。

 今なら、エバンズから手紙をもらって、うっとうしいほどでれでれしながら床を転がるジェームズの気持ちがわかる気がする。


 うわーどうしよう。明日来るんだって。なんかそれを聞いたら急に肩が重くなって・・・。



「珍しいね。●●ちゃんが会場にわざわざ来るなんて」

「ひふほはへっははへひいへはんほふひひゃふほんへ」

「リーマス、とりあえず飲み込もうよ」

 耳元で声がすると思って振り返れば、俺の肩に腕やら顎やらを乗せながら無理矢理手紙を覗きこむ三人の姿が。


「よかったねシリウス。●●ちゃんが見に来てくれるんだから絶対明日は勝たなきゃ」


 いや、勝つのは当たり前だけどさ。ていうかお前さっきまで寝てただろうが。

 何も言えずに呆然としていると、ジェームズはにやりと笑って「この幸せ者め!」と言いながら拳骨で俺の頭を殴ってきた。

 迷わず殴り返し肩に乗っていたやつらを振り払って、やつらの目から隠すように手紙を閉じて机に置いた。


 言いたいことは山ほどあるが、口を何度かぱくぱくと動かした後、俺の口から出たのはなんともいじらしい台詞。


「あいつが見たいのは、レギュラスだろ」


 言ってから急激に恥ずかしくなって、互いに目を合わせようとするやつらを止めるためにもう一回ジェームズを殴った。

「そんな照れなくてもいいのに」

 リーマスが、がさがさと何かの擦れるような音を立てながら唇を尖らせる。


「だから照れとかじゃ・・・」

 眉を寄せながらリーマスを振り向いて、絶句。

 我が物顔でチョコレートの包みを開けて、我が物顔で一度にすごい量を頬張る。


 唖然としてリーマスの顔をまじまじと見ていれば、リーマスは気まずそうに眉間にしわを寄せた。もぐもぐしながら。

「・・・なに?」

 言葉を合図に、リーマスが握っていた小袋を奪い返す。

 ずいぶんと寂しくなった重みにまず肩を落とし、中を覗き込んで体全体でうな垂れた。


「僕にくれるって書いてあるでしょ」

「あまったらだよ」

 バカ。

 恨めしげにリーマスを睨むが当の本人はいい笑顔。
 幸せそうな顔しやがって・・・!

 いつ豹変するかわからないリーマスの笑顔を見て深いため息をつき、涙を呑んで、暴言を吐きたいのを諦めた。


「あんまり落ち込まないでよ。まだ一個残ってるでしょ?」

「は?残ってねえよ」

 お前が全部食い散らかしたくせに。
 甘いもんの食いすぎで頭が回らなくなったのか?

 しかし、リーマスが指差したのはあの小袋じゃなく、俺の机の引き出し。

 クエスチョンマークを浮かべ、何も考えずに引き出しを開けようと手を伸ばし、悟った。


 ばっと手を引っ込め全身全霊でリーマスを睨んで叫ぶ。


 なんで知ってんだよ!


 じゃなくて。

「うるせえ!!」


 一番目の引き出しにちょこんと置かれる、赤い光沢のある包みに包まれた、茶色い固体。お礼の言葉とともに手渡されたただのチョコレート。


 俺って女々しいのかな・・・。

 ひやかしながら、引き出しに手を伸ばしてくるやつらを蹴散らしつつ、来るべき明日に複雑な気持ちを抱えながら思いを馳せた。





 クィディッチ試合開始の花火が上げられる。

「じゃ、皆。緊張しないでがんばろうか」

 ジェームズの声にメンバーがさらに一丸となり、熱を上げる。
 興奮しきった実況の合図とともに、全員が箒に跨り外へ飛び出した。

 じりじりと肌を焼く残暑の太陽の中、ホグワーツ中の生徒が赤や緑の旗を振り振り声を上げていた。


 俺らが外に出たほぼ同時に、もう一つの穴から緑をはためかせてスリザリンチームも出てきた。

 先頭を切って出てきたレギュラスは、相変わらずすましてて腹が立つ。

 それぞれが配置に付き、観衆も笑えるくらい静かになって、あとは審判が笛を吹くだけ。


 笛が吹かれる瞬間をまだかまだかとじれったく思いながら待っていると、ちょうど俺の反対側で待機していたレギュラスに、おもむろにジェームズが近寄って行った。


「何やってんだアイツ・・・」

 試合中くらい試合に集中しろよ。


 はじめは完全無視だったレギュラスだが、ジェームズに何を言われたのやら、ほんの少し眉間にしわを寄せて不機嫌そうにジェームズの顔を睨みつけた。こりゃ愉快。

 俺がにまにまとしてその様子を見ているとも知らず、レギュラスは相変わらずガキみたいな表情をしている。


 レギュラスが一言だけ何かを言い返して、ジェームズが楽しそうに笑った瞬間。試合開始の笛が鳴らされた。



 俺は遥か上空に投げられたクアッフルめがけ一気に飛び出し、ジェームズとレギュラスは各々でスニッチ探しに回った。

 指の先まで届いたクアッフル。取った、と思った瞬間に視界を緑が横切り、俺が求めていたボールは目の前から消え失せていた。


「くっそ」

 すぐさま方向転換をして、クアッフルを抱える影を追う。
 俺自身箒の腕に自信はあるといっても、相手もそれなりのスピード。それでもじりじりと後を詰め、俺の後ろについていた仲間に指で『俺が回りこむから、相手が飛行軌道をそらしたときに奪え』と示す。こういうのはだいたいが伝わればいい。

 相手が頷いたんだか、いやいやと首を振ったんだか知らないが、俺はスピードを上げてクアッフルを持つやつの頭上に飛び、追い越し、ゴールもすぐ目前まで迫っていることを確認する。


 あー、あんまりやりたくないんだけどなぁ。しかし、背に腹は代えられないと、箒の向きを真反対にする。方向は今まで飛んでいたもののまま。つまりは高速バック。

 こええ!さっさと終わらそう。

 一気に高度を下げた。

 スリザリンのやつと向かい合うように降りれば、スリザリン生(女)はぎょっとする。ニカッと笑った後にバックを止めてそいつのほうに真っ直ぐ突っ込んでいけば、相手はさらに慌て、一瞬目を瞑った。

 その隙に相手の手からボールを弾き飛ばし、仲間がそれを受け取って大きく旋回するのを満足げに見送った。
 計画通りじゃないが、いいだろう。


 得点を決めたわけじゃないのに盛り上がる観衆に、気前よく笑顔を振りまいていれば、スニッチ探し中で、横を抜けていったレギュラスにぼそりと呟かれる。


「あほ面」


 ええそりゃあもう、ブッチーンときましたよ。

「うっせえカス!」

 すでに遠くにある背中に叫べば、実況者が「兄弟喧嘩か!?」といらない実況まで始めて、さらに腹が立った。


 なんだか、俺がレギュラスに負けてるような変な気分を味わいながら、俺に興味津々に視線を投げかけてくる生徒たちを、無意識に眉間に力を入れたまま一瞥する。


 そのとき、偶然。本当に偶然、周りの熱気に圧されて顔色を悪くした●●と目が合った。

 ●●は目が合うと、困ったように瞬きをして、困ったように苦笑した。そして唇をちょっとだけ大きく動かし始める。


 んんん?


「・・・ば・・・て?」

『が・ん・ば・っ・て』

 彼女が何を言いたいか理解した途端に、かっと顔が熱くなって、慌てて目をそらす。俺の寮が一点を決めたらしく、盛り上がっているところへと猛スピードで逃げた。


 勝たねば。

 妙な闘志がとプレッシャーが沸いてきて、それらを無理矢理ばねにし、パスで回ってきたクアッフルを続けざまにリングにぶち込んだ。





 点を奪い奪われ、なかなかスニッチが捕まらないまま試合は続く。

 スリザリン百六十点、グリフィンドール百五十点と微妙な感じ。ちょっとこれやばいか、なんて思いが、またスリザリンに一点を決められてから濃度を増した。


 そんなとき、実況者の興奮したような声が響く。

「おおっと、ポッター選手!スニッチを発見したようです!!」


 湧き上がる大衆の歓声を聞き、振り返ってジェームズに叱咤激励したい気持ちをこらえて、パスされたクアッフルを受け取った。

 ボールを奪おうと飛び込んでくるスリザリン生をひょいひょい避けながら、何十メートルも先のリングに急ぐ。

 ふと視界の端に入った二つの影。


 ちらりと見れば、ジェームズとレギュラスが押し合いへしあいとしながら、きらりと光るものを、信じられないほどのスピードで追っているところであった。

 なんか・・・レギュラスいつも以上に燃えてね?いったいジェームズに何言われたんだか。あとで聞いて・・・。


「シリウス!」

 どこからか名を呼ばれ、はっと意識を取り戻す。

 眼前まで迫ってきていたブラッジャーをすれすれで回避すると、後ろにつけていたスリザリン生の痛々しい悲鳴が聞こえた。俺は悪くねえし。

 集中集中、と口の中で呟く。

 このまま突っ込んでいこうかと思ったが、予想以上にスリザリンが鬱陶しい。タイミングを見つけてパスしようにも、途中で邪魔されそうだ。


 だったら、やっぱ突っ込むしかねえな。

 伸ばす手を互いに押し合ってスニッチを掴もうとしている二人を見て、よし、と意気込んだ。



 突っ込むと決めてからは早かった。

 キーパーも、どの角度からボールが飛んできても受け止めようと気合を入れていたみたいだが、まさか俺ごとクアッフルが飛び込んでくるとは思わなかったらしい。リングをくぐった俺とクアッフルに乾杯、避けずに全身で俺を受け止め(きれなかっ)たそいつに合掌をし、きょろきょろとあいつらの姿を探した。


「お」


 目に留まったと同時に見てしまった。レギュラスの肘がジェームズの顔面にめりっと埋まる瞬間を。

 よろけ、スピードが落ちたのをチャンスに、レギュラスは思いっきり腕を伸ばした。

 スローモーションになる。
 レギュラスの指先が、スニッチに、触れ・・・。


「させるかあああああ!!」


 目の前をそ知らぬ顔で横切ろうとしたブラッジャーを、箒の尻で思いっきり弾いた。

 じゃきじゃきと嫌な鳴き声をあげながら、レギュラスに向かって一直線に飛んでいくブラッジャー。


 それに気づいたレギュラスは、はっと息を呑んで腕を引き、スピードを緩めた。


「ジェームズ!」

 思いっきり叫んだが、聞こえただろうか。

「りょーかい!!」


 鼻血を垂らしながらジェームズが飛び出て、――ぱしり、とスニッチを掴み取った。





「あのときのレギュラスの顔見たか?もう思い出すだけで爆笑!」

「リリーが僕に『よくやったわ!』だって!ねえ聞いてる?聞いてるの!?」

「レギュラスの顔だろ?やっぱお前でも笑えるよなー!」

「そうそう!リリーがねっ!」

 談話室でグリフィンドール生たちとの祭の後、自室でも俺らで二次会。

 バタービールをあおりながら、思い思いに喋る。

 俺たちの噛み合っていない会話に、ピーターはバタービール吹き出し、それは恍惚とした顔をしているジェームズの顔にぶちまけられた。それでもなお、変わらぬ表情をしているジェームズを見ると、よっぽど熱に浮かされているらしい。て、俺もだけど。

 三人でだらしなくへらへらとしていると、見回りから帰ってきたリーマスが、ドアを開けた途端に呆れ返ったように眉を上げた。


「まだ騒いでたんだ。ジェームズにいたっては、なんでバタービールまみれなの?」

 早く顔洗ってきな、とジェームズをしっしと追い払ったリーマスは、俺の横にどさりと腰を下ろした。


「――あ、シリウス」

「ん?」

 バタービールをラッパ飲みしていた途中だったので、リーマスは「下品だ」とでも言いたげに目を細めたが、すぐに用件を伝えてきた。


「さっき●●に会ったよ。君とジェームズに、おめでとう!って」

「・・・ふーん」


 よっしゃあああ!!ジェームズにもっていうところが気に入らないが、まあいいだろう!

 俺の反応が薄すぎたのか、リーマスは怪訝そうに首をかしげる。その後の、意地の悪そうな笑みは、俺はバタービールをまた煽っていたせいで見逃してしまった。



「●●ね、僕を見つけたら一生懸命走ってきて、顔真っ赤にしながら『リーマス!すごいね!』って言ってきたんだよ」

 笑顔で、ね。

 リーマスの、まるで挑発するかのような口ぶりに若干いらだちを感じつつ、口に含んだ甘い液体を飲み下しながら、リーマスが今言っていた彼女の様子を思い浮かべてみる。


「・・・」


 想像してから後悔した。悔しい・・・っ。こんなにも、自分が監督生だったら、と願ったことは今までにない。

 いやいや!『すごいね!』っていうのは俺たち選手たちへの言葉であって、リーマスだけに言ったわけではないんだよな。

 でも・・・。

「笑顔・・・」

 めったに見れないのに。

 ため息をついて、がっくりとうな垂れれば、リーマスとピーターは楽しそうに声を上げて笑った。笑うがいい。好きなだけ。




 後日、●●と出くわしたとき、リーマスが言っていたとおりの動きで●●が祝福の言葉をくれたので、それでよしとしよう。






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