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2013/02/26 12:59
ツナディノ
カチャリ
後ろ手にドアを閉めながら俺はタオルを中に置いてくれば良かったと思ったが、戻すのが面 倒なのでそのまま持って出る事にした。
最近では聞き慣れた異国の言葉が向こうの部屋から漏れてくる…電話でもしているの だろうか。
声の主は向かった部屋の中央にある一般に見 かけるものより遥かに大きなベッドの上のディーノさんで、
部下に其れはあまりにも冷たいんじゃないかと思う程、事務的な返事を繰り返してばかりだった。
その電話の相手が思い当たった俺は、こちらに背中を向けているディーノさんを後ろから抱きしめて、邪魔にならないよう小さく声をかけた。
「仕事ですか?」
「あ、あぁ。」
たった今俺に気付いたみたいに慌てて電話の向こうの人物に終わりを告げるのが可笑しくてクスクス笑うと「何が可笑しいんだ」と訊かれたから「俺は嫉妬深くは無いので安心して下さい」とだけ告げると、彼は溜め息を吐いて「適わねーな」とひそやかに笑った。
「ディーノさん」
俺の身体が冷めてしまっていたせいか、ディー ノさんの体温は酷く心地良かった。
「んー?」
間の抜けた返事をするディーノさんの口を塞いでベッドに押し倒すと「今日はもういいだ ろ」とお咎めがあったので俺は渋々身体を起 こした。
「ディーノさんがこうして俺と居てくれるの は、俺がボンゴレ十代目だから・・・ですよ ね?」
ディーノさんが少し哀しそうな顔をしたけれど俺は構わず続けた。
こんなのは訊かなくても分かり切った事だ。
「・・・まぁな。」
オレは汚い大人だからと続けるディーノさんが愛しくてもう一度キスをした。
「・・・」
「ディーノさんだけ居てくれれば、俺、他に 何も要りません」
ディーノさんは少し笑って「ファミリーは大事にしなきゃいけねーんだぞ」とか言いながら今度は向こうからキスしてきた
「欲がねぇんだな。ツナは」
ディーノさんは自分の価値を全然分かってないんだなと思ったけれど、ディーノさんがそう言って笑うから俺は「そうですか?」とだけ返しておいた。
(その逆だと思いますけど)
ひゃー恥ずかしい(≧/////≦)
でも狡いおとなと賢いこどもって構図が今も昔も変わらず大好きです。どうにかサルベージして藍嶺にできないものか…
謎の改行がいかにも携帯小説!って感じですね!文章も多少は上達…てか変化してるんだなーってのは収穫でした!しかし復活より前のサイトを遡る勇気はない…
あと当時の私が描いたスクディノがまんまカミュレンと同じテイストで笑いましたww
最近うたプリ以外にも描きたいジャンルたくさんあるのでよろずサイトにするか若干悩んでます(^-^;)
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