「きりっとした目を隠す眼鏡」
「口元の愛らしいほくろ」
「きっちり整えられた七三分けの髪」
「一つに結ばれた輝く銀色の髪」
「めげずに注意するけなげさ」
「上手く煙に巻くずる賢さ」
「アデュー」
「プリ」
「ところてん好き」
「焼き肉好き」
「普段は優等生ぶってそっけないのに二人きりになると甘えてくるところ」
「普段は飄々として掴み所がないのに二人きりになると弱気になるところ」
「紳士で詐欺師」
「詐欺師で紳士」
「実はホラー系が苦手」
「実は絶叫系が苦手」
「俺のことが好き」
「私のことが好き」
「………」
「………」


「でも俺はそれ以上に好きぜよ」
「でも私はそれ以上に好きです」


重なった声。驚きに開かれる瞳。繋いでいた手に力がこもる。


「や、柳生…!」
「に、仁王くん…!」








「…あの馬鹿二人は何をやってるの?」
「お互いの好きなところを言い合ってるんだってよい」
「………」
「ちょっ!幸村くんが白目剥いてる!」



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12月の仁王くんの日なので。



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