邪魔だなあ、邪魔だなあ。


赤い薔薇に寄り添うあの青い薔薇が、メアリーには目障りでしかなかった。青は好きだ。一番好きだ。だけど、あの青は嫌いだった。


あいつさえいなければ。


ああでも、と思い直す。あいつがいないとあの子と一緒にはなれない。それは嫌だ。意味がない。でも、でも、やっぱり。


ポケットに隠した最後の手段をメアリーはそっと握った。


ジャマダナア、ジャマダナア。



- - - - - - - - - - - - - - -
ギャリーさんを嫌うメアリー。



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -