衝動 ブラマジ

マスターは自分が女性であるということを自覚していないのではないかとほんとうに心配になります。だって、どうしてあなた普段着のまま横になるんですか、しわになるでしょう、とかそういうことではなく、その、胸元まで広くあけられているTシャツをお召しになられているせいで、その、その、ええと、なんていうか、横になっていることによって胸が寄せられていて、たっ、谷間ができていらっしゃるんですよちくしょう!みたくなくてもみえちゃうんですよ!みたくないわけないじゃないですかちくしょう!、な、なーんて。私普段ちくしょうとか言いませんから。クールなブラックマジシャンですから。クールで知的で素敵にときめくブラックマジシャンですから。なんだガール。そんな目で私を見るんじゃない。ここは私に任せて眠るがよい、え、なに、そんなこといって襲うつもりなんでしょう?って何を言っているのだ、断じてそのようなことはしない!‥たぶん。据え膳とやらを知らぬのだなガールは。くわぬははじやもしれぬがぶしはくわねどたかようじ、とかなんとか。意味はよくおぼえていないが。い、いいから下がっていろガール、うむ、お休み。はあ。いやしかしそんなことをしてしまえば私がデッキに組まれることは一生なくなるだろう、うう、それだけはぜったいにいやだ‥マスターも一生口を聞いてくれなくなるかも‥もっといやだ‥うう、どうしたらいいんですか遊戯さん‥!「んう」「!!!」悩ましげに寝がえりをうつマスター、なんか さっきより 悪化しているんですが!これは私を試しておられるのだろうか、そうか、そうにちがいない。これは私の理性を試しておられるのだ‥!そうとわかればぜったいに何もするわけにはいけない、なんとしてでも耐えて見せますマスター!ゆえに、安心して眠られよ!
うう‥かはんしんがいたむよるだ‥。



おげひん!

ちしまふうろ