2020.10.20 雑記

わたしはよく戦争映画を観るのですが、着弾率10%程度の神風特攻隊や沖縄戦での集団自決などわかりやすくて悲しく残酷な死を涙を誘う要素としてしか描かない映画が嫌いで、鬼滅アニメもそれに似た悲劇の見本市みたいなところがあるので少し遠巻きに読んでいました。また、個人の感想ですが、ufotable(鬼滅のアニメ制作会社)は、人間を描くことよりも非人間や非現実的存在を描く方が得意な反面動きの少ない会話劇や地続きの人間ドラマを描くのは不得手な会社だと思いますので、アニメ版鬼滅が御伽話的なものより神話的な雰囲気に近づくことは予想できたことでした。実際、アニメ本編ではまさに現代に伝わる神々の戦いを再現した雰囲気になっているな、という感想を持ちました。美麗な背景美術とダイナミックなカメラワーク、そして画面に惹きつけられるような美しい戦闘シーンが、鬼滅の刃という鬼と人との戦いを素晴らしく彩っていて本当に凄いアニメだったと思います。つまり、原作の方でわたしが好きだった鬼滅の要素のうち、キャラクター同士の噛み合わないズレた会話や独特の言葉選びなどの所謂吾峠節が、ufoの鬼滅では上手に演出されていませんでした。

とはいえ、原作は本誌で1話から読んでいてアニメも観ていて、ufo製作のアニメも空の境界から全部見ていたので好きな漫画を好きな会社がアニメ化したら観るしかないなと、先日観に行った次第です。やっぱり映画館で見てよかったです!!!!ストーリーはわかっていたけど特に後半の戦闘は瞬きも惜しいほどだったし、言葉にし難い感情が腹から湧いてきて心揺さぶられました。気になっている人はぜひ映画館で見てみてください。
わたしは月曜夜に見たのですが、オフィス街の映画館でレイトショーだったのもあって家族連れがいなかったので今度は土日の昼間に観るつもりです。家族連れで賑わう様子をみたい。なお、もしお子さんがいて見るのを悩んでいる方は、PG12であることをご承知ください。たぶん自害シーンが繰り返し出てくるのが理由だと思います。

夢的な意味では、猗窩座の夢小説読みたくなりました。フォロワーさんの呟きからの流用ですが、女は殺さない主義の猗窩座に仇討ちを仕掛けたのに殺してすら貰えない夢主ってサイッッッッコ〜〜〜〜だな!って思います。煉獄vs猗窩座のBGMめちゃくちゃ良かったし、破壊殺のときの足元の雪模様が赤く画面に浮かび上がった時の興奮、高揚感、よかったな〜〜〜。

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -