……なんでこんなことになったんだ。

保健室のベッドに寝ている、なまえちゃんと一緒に。なまえちゃんが当番の日の昼休み、いつも通り保健室に向かった。で、一緒にサボろーって誘って……ああ、奥のベッドに一緒に入ったんだ。この時点で間違ってるだろ、俺。まあその時はめちゃくちゃ眠かったからな…。そんなことを考えていたらなまえちゃんの溜め息が聞こえたから、ちょうど目を覚ましたことにして彼女に声をかけた。

「……、あれなまえちゃん寝てへんかったん？」
「おん」
「なんでやのー…」

あー……なまえちゃんの声聞いてたらなんだかまた眠くなってきた。なまえちゃんも寝るって言ってるしもう一眠りするか。近くにあった彼女の手を握って目を瞑る、なまえちゃんは手を外そうと頑張ってたけどそうはさせない。手の力を強めたら諦めたようで力を抜いた。薄く目を開ければ間近に頬を赤くし目を閉じているなまえちゃんの顔が、……目が冴えてしまった。いつまでもこうしていたいと思ってしまう俺はきっと―――……。