「あ、ねえ。今日もあれくれない?」 「毎日健康ジュース?」 「うん」 「ん、ちょっと待ってね。(ごそごそ)はいっ」 「ありがと」 「それのおいしさわかってくれるの幸村くんだけなんだよねー」 「こんなにおいしいのにね(………)」 「ほんと不思議でしょうがないよ!」 「そうだね(……まずい)」 「でも幸村くんがわかってくれるからいいや(にっこり)」 「!」 「大丈夫か精市。顔が青いぞ」 「……はは」 「……またか?」 「まあね…」 「よくやるな」 「あんな笑顔見せられたらまずいなんて言えないじゃないか」 「彼女のことが好きな確率百パーセント」 「………」 --- 幸村は毎日健康ジュース(とにかくまずい)が嫌いだけど女の子が好きだから毎日もらいに来ます。 |