▼オタクなヒロイン in 氷帝 「初めまして!みょうじなまえ、好きなものは妄想でっす!」 「「(ええー!?)」」 あっれー?おかしいな、心なしか皆の顔が引き攣って見えるよ!私変なこと言った? 「…あ、みょうじさんの席は跡部くんの隣よ」 「あとべ…」 センセが指差した先には顔をこれでもかというほど顰めた男の子がいた。あれか!ていうか、 「び、美少年はっけええええんっ!」 「「(ビクッ)」」 あ、失礼。あまりにも珍しいふつくしい顔だったもんだから……。え、てか私隣なの!?ぐへへ。笑みを浮かべながら指定された席に着いた。 「よろしくね、ホクロくん!」 「誰がホクロだ!!俺様は跡部景悟、覚えとけ!」 わ、わ!自分のこと俺様って言ったよ!アホの子なのかな!? 「ね、跡部くんはなに属性?」 「…は?(属性…?)」 「俺様?ツンデレ?あ、ヘタレとか!?」 「な、な、な、(なに言ってんだこいつ!)」 「うーん、見た感じはヘタレなんだけど、」 「俺様がヘタレだと!?絶対ありえねえ!」 「あ、ツンデレか!」 「うっぜええええええええッ!」 「跡部くん、うるさいよ?」 「誰のせいだよ!」 とりあえず楽しい日々になりそうです! --- title:確かに恋だった |