食事を終えて自室に戻る(桃城はずっとこちらを睨んでいた。食堂を出るときになにか言ってた気がする。呼び出しだったかな、行かないけど)。シャワーを浴びて髪を乾かしていると部屋の扉が叩かれた。鍵を開け、訪問者を招き入れる。

「ごめん早かったかな」
「平気、入って」

やってきた三人を素早く部屋に引き込む。誰かに見られたらどうするつもりだったんだ。彼等を備え付けられている椅子に座らせ、自分はベッドに腰かけた。

「で?メールでも聞いたけどどういうことなの。作戦と違うじゃない」
「そんなこと言われても青学が提案してきたんだから」

溜め息を吐きながら精市が言った(この状況からわかるように立海も私側、ってことね)。精市に続いて蓮二と真田も口を開いた。

「まあこちらとしても悪い話ではなかったからな」
「ニ人ぐらい問題ないだろう」

私たちが話しているのは平部員選抜のこと。跡部が説明してたけどまさか立海が連れてくるなんて思わなかった。確かに計画に支障はないけど…、……そうだ、こういう奴らだったんだ。私は深い溜め息を吐いた。





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