シズちゃんが


「お前の笑った顔すげえいいよな」


って言ったから俺、すごい照れてるんです。


「あと、お前の泣いた顔も好き」


それは良く分からないけれど好きなんてやっぱり照れるし。
でもすっごく嬉しいから俺はシズちゃんにお願いする。


「もっと好きって言って?」


そう言うとくしゃりと俺の頭を撫でてシズちゃんが、笑って言った。


「臨也、好きだ」

「大好きって言って?」

「大好きだぞ、臨也」


シズちゃんがほお擦りしてきてくすぐったい。


「俺も、シズちゃん好き」


俺も素直になってみた。…恥ずかしくて小さい声でしか言えなかったけど。


「俺もシズちゃん大好き、超好き」


そう言ったらシズちゃんは顔ちょっと赤くして眉下げて笑った。
「臨也可愛すぎ」って額にキスされて、びっくりした。


「!……て、照れるからこういうの…」

「じゃあ今日はこれくらいにしといてやるよ」


クスクスと意地悪そうにシズちゃんが笑って俺から離れる。
額に感じてた熱も離れ、何だか寂しい。


「シズちゃん、もっとして」

「…勿論」


ゆっくりと暖かな腕が俺を包む。
あったかい…。


「俺やっぱり君が好き」

「俺だって好きだ」

「ずっと一緒だからね?」

「嗚呼。いつだってどこだって一緒に居てやるよ」


こんな頭弱い事言い合っても、居心地が良いのはキミ限定。


「俺が泣いた時も寂しい時も傍に居てね」

「大丈夫だ、ずっと傍に居る」


そうやってシズちゃんが笑えば、ほら、何も怖くなくなるんだ!





キミ以上、ボク未満。









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