R.KISS



臨也がベースを始めたのはほんの気まぐれに過ぎなかった。
中学に出会った新羅がギターをやっていて、バンドミュージックに興味を持ったのがきっかけである。


〜♪


華奢な身体で、ベースを抱え、軽く弾いている。


今まではベースを弾いても、鼻歌など歌わなかったが、今はどうしてだろうか。
鼻歌まじりにベースを鳴らしている。


「ははっ…俺も随分分かりやすい性格だよねえ」


臨也が浮かれている理由は簡単だった。
高校に入り、中学から憧れ、新羅と夢見ていたバンドを組める事になったのだ。


「ドタチンがドラム…新羅がギターで俺がベース……それで」


臨也は心の底から楽しそうに笑った。


「ボーカルはシズちゃん!」







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Prologue的なあれです←
続くというか、こういう設定で短編を書いていきます笑








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