♪、♪、♪


サイケの歌が好きだ。


♪、♪、♪


サイケが歌う「あい」の歌が一番好きだ。
サイケは歌うのが好きだからいつも楽しそうに歌っている。


♪、♪、♪


以前サイケは「歌うのが一番好き」と言って笑っていた。
だから俺はサイケの歌が嫌いだった。
でも今は、俺にもサイケは笑顔を向けてくれる。


「…わ、津軽!居たの!」


歌う時よりも楽しそうに嬉しそうに笑ってくれる。


「嗚呼、お疲れ様サイケ」


仕事を終えたサイケを抱きしめる。
サイケも俺を抱きしめ返した。


「ありがと!」


俺とサイケが「こいびと」になってからと言うもの、サイケに対する俺の見方が変わった。
これまではサイケの好きな歌が嫌いだった。
でも今はサイケの好きな歌は俺も好きだ。


「サイケの大切なものは俺の大切なものだ」

「うん、俺もそう思う」!」


それにサイケは今までは誰かの為に歌う事は無かった。
けれど今は違う。


「今日のらぶそんぐ、津軽に歌ったんだよ!」


天使の様な笑顔でサイケは言った。俺の胸がどきり、高鳴る。


「ありがとう、サイケ」

「ふふ、ちゃんと聞いててくれた?」

「嗚呼、勿論」


君の声は必ず聞く
聞き逃したりしないから
君が笑っている時は
一緒に笑おう
君が泣きたい時は
俺の名前を呼んで

そしたら


「いつでもどんなに離れていてもすぐサイケの傍に行くから」


そう言うとサイケは顔を茹蛸の様に真っ赤にした。
と思ったら笑った。


「本当にサイケの言った事全部聞き逃さない?」

「嗚呼」


「じゃあね、じゃあね」とサイケは顔を輝かせてまた笑う。


「今から歌う歌、聞いてて欲しいの!」

「おう、いいぞ?むしろ聞かせてくれ」


サイケの歌が俺は大好きだ。
特に「あい」の歌が好きだ。
理由なんて簡単で、


「…〜I Love You…♪」


サイケが俺に向けて歌ってくれているんだ。
だから、俺はサイケに愛を貰っているんだ。


「津軽、I Love You!」

「サイケ、愛してる」


君との日々は、
何て幸せなんだろう!





奏でて「あいらぶゆー」



(津軽好きーあいらぶゆー)
(俺もあいらぶサイケ)
(へへ、俺幸せー!)
(俺も幸せだよ)









…………………………………
素敵企画桃色幻想曲様に提出!!

サイケたん可愛いよhshs(((((
そしてサイケ溺愛な津軽も可愛いです、いえ、おいしいです((危

無邪気にいちゃつく二人が大好きでたまりません笑






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