とりあえず俺は臨也に軽くキスした。
「んっ…!?」
理由?知るか。
仕方ないだろ、こんな可愛い臨也を目の前にして何もしない方がおかしい。
「っは、シズちゃん?」
「ちょっと黙ってろ」
「は?意味わかんな…んんっ…!」
臨也の猫耳に口付けると臨也の身体が強張った。
「…お前耳感じんのか?」
「感じてる訳じゃな…っ変な感じに…ッ…」
「感じてんだろ、ばーか」
思わず笑みが零れる。
「わっ笑わないでよ!」
臨也は尻尾を逆立て俺に掴みかかる。
まあ別に俺は痛くも痒くもないのだが。
むしろ臨也との距離が近くなったので好都合だ。
「え…うわっ…!?」
「…ん、」
臨也を腕の中に抱き収める。
お…あったけえー…。
「ししししシズちゃん!?」
臨也の心臓の音が伝わってくる。
どくんどくんと早く脈打っている。
何だこいつ…可愛い。
「臨也、あのさ」
「……ん?…何さ…」
俺が飼っても良いですか?
「なっ…」
(顔あけえ…)
「……いい、よ?でもきちんと愛してよね」
「おう、当たり前だ…!」
「ちょっシズちゃん苦しい苦しいから!」
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