俺はよく「いつ死ぬんですか?」だの「ウザいです」だの「死ねノミ蟲」だの酷い罵倒を浴びせられているけど、今思えばそれらは人権侵害に値すると思う。……っていうか値するよね!?人権侵害だよね、正に!人でもないものに例えられてる自体が人権無視してる行為だよね!?でも俺はそんなことでへこたれたりしないよ。その裏にはちゃんとしたデレがあるって信じてるんだから。皆ツンデレなんだよね、だから俺のことけなしたりするんだよね。……いや、ただ単に前向きなだけじゃないよ!ちょっとそこ、ポジティブうざやさんウザいですとか言うのやめて!………ごほん。少なくともシズちゃんにはそれが当てはまるよ。え?確かめたのかって?何言ってんの、俺とシズちゃんは列記とした恋人同士だよ!だからいつもは俺に標識振り回したり、自動販売機投げたりしてるけど、二人きりのときとか本当可愛すぎてヤバいんだからね!ああシズちゃん可愛い、シズちゃんのこと考えてると勃ちそうだった、危ない危ない。でも本当に可愛いからね。俺が撫でたりするだけで目が蕩けるし、ちょっと苛めると泣き始めるし、何この子どこが池袋最強なのってぐらいに。とりあえず夜の方は充実してるってことだから。リア充爆発しろとか言わないで、聞こえてるから。

「臨也、全部声に出てるよ」
「え?あぁ、出てた?聞こえてた?」
「聞こえてた。君が人権侵害されてるとか、静雄との関係とか全部。いいよね、本当イチャイチャできるから!僕だってセルティともっとイチャイチャした」
「あー新羅黙って、うるさい」
「酷いよ!さっきの全部録音してあるから静雄に聞かせてやる」
「ごめんなさい。マジそれだけは勘弁して。俺本気で殺される、捻り潰される」

「……っていうかいるけどな?」
「あれ、シズちゃんいつの間にこの部屋に?っていうか壁に拳捻じ込めるのやめて。怖いから、本当やめて」
「手前、よくも俺のことをべらべらと……」
「いや、だって本当のことじゃん!俺が堰き止めたりしたらすぐにシズちゃん顔歪ませて、離せよいざやぁ、って泣いて善がって」
「手前っ、いいぃぃざあぁぁやあああぁぁぁああ!」
「ちょっと、落ち着こう?確かに俺が悪かった、悪かったからやめ」

「さてと、僕は退出しようかな」


今日も池袋は平和です。

(ただいま、セルティ)
(新羅!?どうしてそんなに怪我を……)
(ちょっととばっちりをくらってね。とんだバカップルだよ)



最終的に臨也はやっぱりウザくて変態です、という話。
変態+ウザい+臨也=へんたうざや。
新羅はいっつもとばっちりをくらってればいいと思う^^
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -